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「古本食堂」 初めてのオーディブルにピッタリ、その理由

古本食堂

自分の進路にあれこれ悩んだ若かった頃。


でも、これから先の人生で迷うのは、何も若い人だけの特権(?)ではありません。
いえむしろ、年齢を重ねてからの方が、より深刻な悩みが増えて立ち止まってしまう事も多々あるのではないでしょうか。

この「古本食堂」では、大学生の美希喜(みきき)と大叔父の妹である珊瑚(さんご)が、悩み迷いながらも美味しいものを食べて前に進んでいくというお話です。

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重い内容・悲しい結末などが年々苦手になってきている方にも安心して読み進められるから大丈夫

もし神保町に行くことがあったら是非食べてみようと思える美味しそうなものがたくさん出てきますから、お腹が空いている時に聞くのだけは要注意かも?

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「古本食堂」とは

タイトル古本食堂
著者原田 ひ香
ナレーター 岩崎 愛
再生時間 8 時間 27 分
ジャンル文学・フィクション≫ 大衆小説

かけがえのない人生と愛しい物語が出会う!
神保町の小さな古書店が舞台の絶品グルメ×優しい人間ドラマ

 美希喜(みきき)は、国文科の学生。本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。
 そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。大叔父の妹・珊瑚(さんご)さんが上京して、そのお店を継ぐことに。
 滋郎さんの元に通っていた美希喜は、いつのまにか珊瑚さんのお手伝いをするようになり……。
 カレーや中華やお鮨など、神保町の美味しい食と心温まる人情と本の魅力が一杯つまった幸せな物語。

Amazonより引用

【感想】古書×グルメ=楽しい~!

滋郎さんが急逝したことで、そのお店・神保町にある古書店を継ぐためにはるばる北海道から上京してきた妹の珊瑚さん。

初めての都会に戸惑いつつも、持ち前の好奇心や人柄で、次第に街に馴染んでいきます。

そのお店を監視するように母親から頼まれた美希喜。
おっとりした珊瑚と、神保町の美味しいものを食べながら、将来の不安が徐々に解決していきます。

そして独身だった滋郎の秘密とは?

この物語の最大の特徴は、淡々とした日常の中に織り込まれる美味しいものや興味深い本の数々です。

「笹巻けぬきすし」は絶対に食べてみたいし、ボンディのカレーも美味しそう。
そして「戸越の女」(笑)が作る美味しそうなお惣菜たちも!

そして古本屋にやってきたお客さんたちに、珊瑚がそれぞれに合った本を選ぶのですが、「ハッと驚くお弁当づくり」の描写がとても良くて、思わず買ってしまいました。

終始淡々と進む物語ですが、優しい世界が最初から最後まで広がっています。

辛いニュースや悲惨な災害、テレビやラジオ・webサイトを開けば目に入ってしまう、胸がキュッとなってしまう事の連続に辛くなった…という方にぜひお勧めしたい一冊です。

「古本食堂」はオーディブル最初の一冊にピッタリ

「古本食堂」をオーディブルに選んだ理由は、同じ作家の「三千円の使い方」を読んだことがあったから。
軽いタッチでさらりと読めて、隙間時間に読むのに最適でした。

この「古本食堂」も同じように、聞くのに少し間があいてしまってもすぐに世界観に戻れ、最後はほっこりと温かくなる、という内容でした。

オーディブルを始めてみたいけれど、何から読んでみたらわからない方にもおすすめですよ。

こちらも同じ原田ひ香さんの作品で、「三千円の使い方」です。
読みやすい上に読めばお金も溜まってしまう!そんなお得な本ですよ。

興味があればぜひ読んでみて下さいね。

苦手だったオーディブルを克服できた理由はこちらです。

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